【186本目】長文投稿先の変化は定着するか?

長文はこれからThreadsに投稿します。という初投稿をよく見かけるようになった。

InstagramやXで伝えきれない「長文」ということなんだろうな。

長文と言ってもXやインスタにつけた呟き的短文より長いくらいが多い気がする。

Threadsの文字数制限が500文字だし。

「長文」を書こうと思い立った時、最初の選択肢がブログではなく、Threadsというのは変化だなと感じてる。

noteとかアメブロとかに影響はまだまだ小さいだろうけど。

【129本目】「ハローユーラシア」から「文明の生態史観」へ旅をする。

ユーラシア大陸が騒がしいよね

中国の一帯一路による大陸規模の経済政策や武漢発と言われるCovid-19からゼロコロナ政策。

さらに 2022年2月に勃発したロシアによるウクライナ侵攻。その仲介役としてトルコが活躍。

またアメリカ中心の中国包囲網への距離感やロシアへの直言でインドへの注目。

なんだかここ数年、ユーラシア大陸全体が騒がしく、歴史を動かしているなとぼんやり考えていた。

「ハローユーラシア」を書店で発見。Kindleで購入。

丸善京都店で本棚を見ている時、目に入ったのが「ハローユーラシア」というキャッチーなタイトルだった。その時は買わず、帰宅後にAmazonを見ると、

帝国化する中国、香港の苦境、深刻な国家対立

ウイグル弾圧、一帯一路構想――

イデオロギーとしての”ユーラシア” が

あなたの世界認識を変える。

という宣伝文句。ぼんやりとひっかかっていた「ユーラシア」について知れるかも!とKindle版を購入した。

ユーラシアとはいうものの中国を軸に記述が広がっていくのだけど、21世紀以降の中国、香港の思想と社会の動向のリンク。 中国ではポスト共産主義として新儒教思想の勃興。 香港では、ポリス国家して存在可能性の思考。 知らないことだらけだったので、刺激的だった。

ユーラシア大陸を見るなら「文明の生態史観」が使えるらしい

「ハローユーラシア」内に現状の見方として「文明の生態史観」について何度が出てくる。

割とキーコンセプトだとわかった。ただ、「文明の生態史観」の書名は古典として聞いたことはあったが、全く興味なく手に取ったこともなかった。

Amazonでの「文明の生態史観」の宣伝文句は

戦後日本人が提示した、最も独創的で最も重要な世界史理論。

あいにくKindle版はないらしいので、そこで丸善京都店でパラパラと立ち読みしてから買ってみた。

1950年代に書かれた文章にも関わらず、2023年現代を語っているかのような文章に驚く。

軽快な文章にも関わらず、鋭い切り込みと仮説に引き込まれた。今、改めて使える物差しではないか、、、と知ることができた。

「文明の生態史観」は物差しとして知っておくのが良い

「文明の生態史観」についてはWikipediaの概要がわかりやすい。

西ヨーロッパと日本は第一地域に属し、その間をなす、広大な大陸部分を第二地域とした。第二地域においては早い時間で巨大な帝国が成立するが、それらは制度などに問題を抱え、没落していくという。逆にその周縁に位置する第一地域においては気候が温暖で、外部からの攻撃を受けにくいなど、環境が安定している為、第二地域よりは発展が遅いものの第二地域から文化を輸入することによって発展し、安定的で高度な社会を形成できるとした。

Wikipedia

この第二地域、第一地域の物差しが、ユーラシアを見るときに使えると思った。

さらに「文明の生態史観」が書かれた1950年代は第一地域は没落後の発展途上の扱いだったが、2023年現在では、全く違う様相だ。

ただ「文明の生態史観」では現在の状況について予言がすでに書かれていることに驚いた。

「第二地域は、将来四つの巨大なブロックの併立状態にはいる可能性がかなりたかいとおもう。中国ブロック、ソ連ブロック、インド・ブロック、イスラーム・ブロックである。(中略)

それらはかつて、かれらが属し、革命によって破壊したところの、むかしの帝国の「亡霊」でありえないだろうか。それぞれ、清帝国、ロシア帝国、ムガル帝国、およびスルタンのトルコ帝国の亡霊たち。」

~「文明の生態史観」梅棹忠夫著より

今回、「ハローユーラシア」から「文明の生態史観」へ読書により知のリンクを辿り、現状を考える力を得ることができた。

私には、これぞ読書の喜びだ。

【120本目】年末年始雑感(2022年→2023年)

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2022年末から2023年始にかけて、1年が始まる期待感と不安感が極端に交錯した気分だった。割と明るめの気持ちで年末年始を迎える性格なのだけど。この気分をポメラDM250で書き出してみたら、期待感が上回り、新年らしい気分となった。詳細は自分むけだけにDayoneに記録したが、ブログにも編集して残しておこうかと思い立った。

自分たちの仕事のこと

  • 2020年春から否応なく始まったコロナ禍対応について、2022年初夏までのまとめを書き上げた。これで、2020春からつづいた経営的な焦燥感に一区切りつけられ、ポストコロナに向かう心構えができた。
  • 年末のスタッフ達の振返りを聞き、コロナ禍が組織を強くし、ポストコロナへ挑める力がついたことを確信した。この確信は、自身のコロナ禍対応まとめとも接続できた。
  • コロナ禍中の多くの挑戦を総括し、ポストコロナを想定した2023年のマーケティングプランが立案できた。またプランを実行できる組織力が明るい自信にも繋がっている。

どうしようもない外的な懸念

  • 経済のブロック化進展と惰性のようなグローバル化が緊張を断続的に高め続けるのではないか中露のナショナルな思想の復古と最適化は、中露と欧米日との帝国主義的な緊張へ繋がっていきそう。
  • 経済の動向と軌を一にして。ウクライナ戦争で、明確になったのは、中露について理解していないし、欧米日メディア含めて理解しようともしてこなかったのではないかという懸念。
  • 国内を目を向けると、金利が徐々に上がって行くことで、アベノミクス、コロナ禍経由での政策的な延命策が終焉し、力尽きる企業が多数出てくるのではないか?企業淘汰は雇用移動に繋がるかもしれないが、経済は萎縮されるだろう。経済の萎縮は短期間かもしれないが。
  • ネット広告は仕組み自体に法的な制限が加わり続け、成長が鈍化する。1990年代末から続いたアトムからビット経済への単純移行は四半世紀を経て完成。単純な移行過程で活躍したIT企業は淘汰される。
  • ネット広告に基本的に依存したIT系事業(制作・開発含む)はかなり淘汰されるでのは。必要なら適度な利用者負担を。利用者にとって負担ではなく、投資だと感じられるサービス開発が求められる。

内外雑感から

  • 世界のブロック化と不安定化は、WEB活用の広がりと矛盾しない。
  • 金利上昇を見込む中、中小企業が緊縮のままなのか不透明。見通しは明るくないと見ている。むしろ地味ながらもしっかり稼ぐ企業が生まれてくるのではないか。競合に注意。
  • 当社はビット経済への単純移行型からサービス混合型へ移行しており、このまま進める。
  • 時代変化と金利上昇によりIT系企業の淘汰があるならば、財務に問題なく、業態革新が進行中の当社には機会となる。
  • 新規開拓・既存深耕はマーケティングプランにて推進を1年やってみることで未来は切り拓かれる。

【38本目】変異株による秋冬期の混乱に備える

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新型コロナウィルスの変異株が、我が国でも猛威を奮い始めている。

ワクチン接種の進んだアメリカやイスラエルでも接種済みの人が感染しているケースが増えているようだ。ワクチン接種の遅れている我が国でも同様の展開になるだろう。

となると、昨年同様に気温が低下してきて感染拡大が起こりやすいところに、変異株が重なると、深刻な社会的危機感が高まるかもしれない。
というところまでは、誰でも予想できる。

私の経営するWEB制作会社でも、テレワーク体制を一層強化する必要があるかもしれない。

というわけで、SSL-VPNの接続環境を回線、NAS、電源周りを一挙に強化することにした。
なんとか9月には回線がかなり増強される予定。

そのあとNAS、電源強化を進めるが、こちらは間に合うかどうか・・・

今はクソ暑くて気温低下について想像もつかないが、変異株による秋冬期の混乱に備え始めている。

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