【245本目】Fuji Strollを京都を走る相棒になった。

Fuji Strollに乗って街中を走るのが、だんだん楽しくなってきた。
少し前の購入直後は少し体に合わない感じがしていたけれど、シートを少し下げてもらったらしっくり馴染むようになった。
自転車はほんのわずかの調整で、乗り心地がこんなにも変わるものなんだな。

購入時に付け替えてもらったプロムナードハンドルのおかげで目線が自然に高くなる。
おかげで京都の狭い路地や見通しの悪い交差点でも、少し先まで視界が開けて走りやすい。

それに、スタンドがあるのもありがたい。駐輪場を選ぶときの自由度がぐっと広がり、ふと気になった店にも気軽に立ち寄れる。
立てかける場所がないなぁ。と諦める必要がないのは街乗りでは大きな違いだ。

そしてFuji Strollには前カゴもつけてもらった。見栄えを犠牲して生活の実用性を優先した。
おかげでリュックに詰めて背負う必要がなくなり、荷物を気軽に放り込んで出かけられる。
スーパーやコンビニで買った帰りや、本屋で見つけた一冊を持ち帰るときにも心強い。

私は目が悪いので自転車で夜はほとんど走らないが、夕暮れや曇りの時はライトは必要。
やはりFuji Strollには似合うライトは付けたいと思う。
今は余っていたキャットアイのライトを仮に付けているが、いまひとつ馴染んでいない。
Kileyのライト(LM-016F)がレトロな見た目で取り付けもしやすそうなので、候補にしている。

明るさだけでなく雰囲気も含めて、自分の自転車に合ったものを選びたいな。
こうして少しずつ手を加えながら、Strollを京都の街を一緒に走る相棒として育てていこう。

【240本目】KODAK PIXPRO C1と一乗寺散歩

送り火翌日の蒸し暑い日曜日。ふと一乗寺へ散歩に行くことにした。

市バス3番線に乗って向かう。

元田中でバスを降り、ガチ中華の刀削麺で腹を満たし、恵文社へ徒歩で向かう。KODAK PIXPRO C1を右手首にぶら下げながら。

自分の居場所はiPhoneのマップ頼みでぶらぶら散歩するのが好き。

良さそうなお店もあるなぁ。

素晴らしい看板のたこ焼き屋。日曜休みかぁ。

恵文社は2〜3年ぶりかな。意思を持って並べられた本棚たちはやはり面白い。最近の自分の興味の変化を感じることもできた。

やはり偶に来ないとな。と思ったな。

恵文社に入口に近隣の書店マップがあり、眺めていると萩書房を発見。

古本祭りでよく立ち寄る古書店だ。

徒歩数分なので、汗をかきながら向かう。

萩書房では気になる本があったが、今回は見送り。

この後、サイゼリヤ一乗寺店へ移動し、冷たい紅茶で一服。

読みかけだった「存在と時間」一巻を読了した。

【237本目】雨の下鴨納涼古本まつりへ

今年も下鴨納涼古本祭りに駆けつけた。以下は過去の投稿。

あちこちの古本まつりに行くが、下鴨納涼古本まつりは私好みの本と出会うことが多い。

今年は大雨のせいで初日は中止。
今日も雨のせいで地面はぬかるんでいるが、熱心に皆さんが本を探してる。
私もだが。

棚を見ていると「雨がまもなく来るよ」と店員さんが本が積まれた平台にブルーシートがかかっていく。

お店は大変だな、、、

私は仕事の都合で駆け足で見て帰らねばいけない。
目当てのお店はしっかりと見つつ、ブルーシートの「おかげ」で寄り道を避けることができた。

結局、雨に降られる直前に退散。
ほんの1時間ほどの滞在で購入は2冊。

  • 「ハイデガー 存在の歴史」高田珠樹
  • 「出口王仁三郎」出口京太郎

「ハイデガー 存在の歴史」は「存在と時間」の翻訳で有名な高田珠樹氏によるハイデガー伝。
なぜ存在の思考に向かったのかを知ることができそうなので購入。古本で単行本を買うと積読になりがちなので購入を躊躇ったが、今、熊野訳「存在と時間」を読み進めてこともあり買ってしまった。

「出口王仁三郎」は以前から興味があったのだが、著者が孫ということで思わず衝動買い。三密堂さんでは毎回購入させてもらっているかも。私の好みに合うんだろうな。

毎回良い本に出ある三密堂さんのボード。
ユーモアとセンスあるなぁ。

次の古本まつりは百万遍知恩寺と四天王寺かな。
だんだん私の中で年間行事になってきたかも。

全国の古本まつりの予定はこちらを見るとわかります。

https://www.kosho.or.jp/event/list.php?mode=init

【229本目】大きな書店で翻訳を比較する

1月から続けている新約聖書の通読は7月現在も毎日続いている。
おかげて活字を読むのが億劫になる気分が消失した。
分厚い本も毎日読み続ければ読了できる確信も取り戻せた。
またこの年齢だから新約聖書を読み続けられているのだとも実感する。

そしてふと「存在と時間」を読み直したくなってきた。
分厚い。難解。本質的。なハイデガーの著作。
20代半ばから30代前半に理解をできないまま読み通したが、自分に深い影響が残り続けている。とはいえモヤモヤしたまま今日に至っている。

様々な本や経験で得た知見で、もう一度「存在と時間」を読み直したい。
できれば近年の翻訳で。

検索すると書店で入手できる翻訳は数種類あるよう。
レビューも豊富ではない。そりゃそうだ。
比較して読む人なんて少数だし、そもそも本書を読み通す人も多くはないだろう。
ただ改めて読むなら自分にマッチする翻訳を読みたい。

そこで河原町の丸善へ。
アプリでチェックしたい翻訳の「存在と時間」の在庫を調べると・・・
すべてある!さすが。

地下2階の哲学、地下1階の文庫の棚を行ったり来たり。
自分が好きな一節をそれぞれの翻訳で比較して読んだ。
私が若い頃に読んだ翻訳が一番硬派なことも再確認(苦笑)。

欲しかったのは高田珠樹訳(作品社)だったが、分厚く重い。
移動しながら読む私には不向きと断念。

次に自分の理解が進みそうだと感じたのが熊野純彦訳(岩波文庫)。
4分冊なのが気になるが、章と節があるので新約通読のように毎日進めるのも良さそう。

というわけで複数の訳を短時間で比較し考えることができるなんて素晴らしい。
大きいだけではなく、品揃えもしっかりしている丸善ならではかもしれない。

リアルの大規模書店の素晴らしさは、こんな経験からも実感する。

【227本目】水無月を楽しむ夏越の大祓の過ごし方

6月30日。夏越の大祓。

京都市内に引っ越してから、各所の町内掲示板にポスターが貼り出され、お餅屋さんや和菓子屋さんでは水無月の宣伝が目立つようになり、大事な儀式であることを知った。

私の住む町内には美味しいお餅屋さんもあるし、由緒ある神社もあり、夏越の大祓を満喫できる。

出勤前の朝。自宅から歩いて梛神社へ。元祇園とも呼ばれ戊辰戦争時の官軍ゆかりの社とも言われる。

朝は境内に誰もおらず、ゆっくりと茅の輪くぐりをして参拝できた。
薄暗い本殿内には人型の依代が積まれていた。私の町内で集めた人形も一緒のはずだ。

参拝後、私は出社したが、嫁さんが残って自宅用の茅の輪を作り、蘇民将来をぶら下げてくれた。

午後は嫁さんが自宅近所のお餅屋さんで入手してくれた水無月を社員へ配布。

私は今年は黒糖味の水無月が当たった。

仕事中にほっこりできておいしかったな。

これでまた1年頑張ろう!

【217本目】朝酒を楽しむ日本酒電車の旅

2月の日本酒電車の投稿が下書きのままだったので公開。

夜、ネット散策していると京阪電車が「日本酒電車」を案内している投稿を発見。
午前は弁当なしでつまみ中心。午後は幕の内弁当がつくらしい。
私は呑む時は食が細くなるので、迷わず午前の部を予約した。

当日は朝10時過ぎに京阪三条駅改札前に集合。
乗る号車も決まっていて、番号札を首からかけて待っていた。

時間になると号車ごとに案内されてホームへ。
まもなく「日本酒電車」が入ってきた。
普段のダイヤにはない特別電車だ。

電車に乗り込むと、ベンチシート前にテーブルが。
なんとも非日常的な車内の風景に大盛り上がり。

テーブルには今日提供される日本酒が書かれた紙。
15種類程度の伏見のお酒が出されるそう。
そんなに伏見には酒蔵があるんだと驚く。

席に着き日本酒電車が走り出すと、すぐに日本酒が続々と注がれた。
小さなカップ(お猪口くらい)でぐいっと呑む。
朝酒最高だ。

お稲荷さん3個と大量の酒つまみ系が提供された。
やわらぎ水のペットボトルもありがたい。

途中の駅で電車は停車し、トイレ休憩と撮影タイムも設定されていて安心。
トイレ休憩は2回あった。

日本酒電車の終点は「中書島駅」。
終点間近になる頃には参加のお客さんは例外なくほろ酔いの良い気分。
電車内は多幸感で溢れていた。

ちょうど中書島駅に着く頃には全ての提供された日本酒を飲み終えた。
楽しい時間だったなぁ。

来年も参加したい。今度は嫁さんも一緒がいいな。

<寄り道>

中書島で日本酒電車を下車後は、丹波橋の眠民で水餃子。

帰り道で四条大宮の庶民に寄り道。

【216本目】伏見の酒蔵で春の蔵開き初体験

伏見の酒蔵が3/15に一斉に蔵開きをすることを日本酒電車に参加した際に知った。

午前中、自宅でテレワーク後、京阪の中書島駅についたのは14時ごろ。

足早に酒蔵の方へ向かうと、すでにほろ酔いの人たちがあちこちに。

私はまっすぐに月桂冠 旧本社の伏見夢百衆へ向かった。

https://kyoto-fushimi.or.jp/sake/

調べたわけではなかったけど、やはり「きき酒会」をやっていた!

ここでは1500円で17種類の新酒を試飲できる。時間は30分間(程度)。

中に入ると日本酒がずらり。

お猪口に自分で注いでいくスタイル。

中にはやわらぎ水もあるので、ゆっくりと楽しめた。

三人組のサラリーマン同僚トリオからつまみを分けてもらったり楽しい時間だった。

駅に向かって歩き出すと、月桂冠の蔵開きに参加できた。

あいにく小雨気味だったけど、伏見全体がほろ酔いで良い雰囲気だったなぁ。

来年はもっと計画的に回りたいな。

【213本目】天下一品九条店の鶏もも焼き定食を堪能

最近、我が家の近所の天下一品が閉店した。新規オープンしてまだ間もなかったはずだ。

少し前に新商品の味噌ラーメンを食べて、近日に行こうと思っていたのに・・・

自宅から近い天下一品をGoogleマップ検索してみると、少し先に天下一品九条店があることを発見。

そういえば特徴的な店の外観が気になっていたのだった。

しかも食べログを見ると、天下一品 九条店 には「鶏もも焼き定食」があるらしい。

他では見たことがない気がする。

というわけで、日曜に自宅からウォーキングがてら西大路を下って九条店へ向かった。

ありました。西大路と九条通の交差点の南東角に建っていました。
外壁のネオンの看板が印象的。
日が暮れてからも見てみたい。

1階と2階があるようですが、私はひとりなので1階カウンターへ。
2階で大きな窓から道路を見ながらも良さそうだな。

メニューをみると九条店名物「鶏もも焼き定食」が大きく打ち出されている。

ラーメンはこってりにニンニクありで注文!

するとあまり待たずにやってきた。

鶏のもも焼きはデカい・・・

もも焼きがデカい・・・

ガブリと噛み付くと、あまじょっぱい味と鶏肉の味が口内に広がる。

ずるずると、こってりラーメンをすすると安定の天一味がうまい。

ただ、鶏のもも焼きと天一のこってりスープが合うのかどうかよくわからない。

ただむしゃむしゃと鳥もも肉にかぶりつきながら、ラーメンを堪能。

お腹いっぱい。

美味しかったけど、九条店の名物メニューになっている理由ははなんとなく想像できた。

【187本目】「みうらじゅんFES」「村上隆もののけKYOTO」を観て

「みうらじゅんFES」を観て


7月末に美術館「えき」KYOTOで「みうらじゅんFES」を観て楽しい気分になった。
楽しい気分の理由は、みうらじゅんが本物とキッチュの間を楽しんでいる人生への共感というのが私感だった。「君にもそういうことあるだろ?」と人生の先輩に飲み屋で語りかけてられている気分にもなれた。

「村上隆 もののけKYOTO」を観て


8月末に京セラ美術館東山キューブで「村上隆 もののけKYOTO」を観ることができた。前売り券は買っていたのだが、整理券が配布されており、12時前についたが13時から入館できるとのと。

昼ご飯でも済ませるかと、前から行きたかった第一旭熊野店へ徒歩で向かった。
第一旭熊野店「Aセット」:独りで酒と飯と本。時々、猫。

食事後に東山キューブに向かうとちょうど13時組の入館が始まっていた。

「村上隆 もののけKYOTO」は写真撮影自由で作品との距離も近く、身近に楽しめる工夫がされていた。やはり手描きのタッチを間近で見れるのは展覧会の醍醐味。

京都や日本美術を意識?した作品は概ね仏教美術を参照なのかな?


入館時に上半身でっかちの阿吽像が迎えてくれるし。


全て見終わると、池の畔にある巨大な金のお花の親子onルイヴィトン。

両展覧会を見て感じた共通のこと

みうらじゅんも村上隆も背景に思想があるのかもしれないが、展覧会だけ観て共通点を感じた。

それは「キッチュ」さだ。


みうらじゅんも村上隆も手描きの作品を観ると、表現力もそれを支える技術力もあることは一目瞭然。
それでも表現された作品群には「キッチュ」を感じるのだ。
(ファンの人達には異なる洞察あるもかもだけど・・・)

二人とも「キッチュ」には自覚的だと思うが、姿勢の違いがある気がする。

姿勢の違いはなんなのだろう。
金の匂いの強さか。(それは悪いことではない)

夏の間に二つも素晴らしい展覧会に行けて良かった。

【181本目】糺の森の納涼古本まつり初日に参加

コロナ禍中に初めて参加した糺の森で開催される納涼古本まつり。
その後、毎年参加しているけど、なぜかいつも最終日ばかりだった。

今年は仕事の段取りを付けて初日から参加。
完全にポストコロナでの開催になり、本当にすごい活気だった。

全ての出展を丁寧に見るつもりだったので、今回はソロ参加。
嫁さんを猛暑の中、待たせるのは悪いし、自分も気を遣うので。

じっくりと見て回ったが、木陰の中のせいか暑さはましだった。
が、蒸し暑さはしっかりと身体に響いてくる。
魔法瓶ボトルで持参した冷水を呑みながら見て回った。

全て見て回るとちょうど2時間半くらいだった。
私の見方だとそんなもんか。

購入したのは3冊。
瀬島龍三回想録 幾山河」300円

カリスマ 中内功とダイエーの戦後」200円

開城工団の人々」500円

個人の視点から歴史を知り、考える本ばかり今回は購入した。
たった3冊なのに重かった・・・

古本まつりを見終わると、急に空腹に。
叡山電鉄の出町柳駅まで歩き、ジャズ喫茶のおいしいカレーをいただいた。


幸せな時間を過ごすことができた。
私は古本まつりが好きなんだなぁと実感。

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