【19本目】ゴーストレストラン

おんらいん京都マラソン完走の後、西院駅近くの居酒屋で遅いランチ&昼呑み。

感染予防ばっちりの広々した店内で乾杯。

するとカウンターの壁にタブレットが数枚貼り付けられていることに気がついた。

各タブレットにはテプラが貼られている。

良く見ると、タブレット毎に

まぐろ&海鮮丼のお店***
天ぷら&天丼のお店***

と言った具合に違う店名が書かれている。

Uberから注文が入ると、それぞれのお店=タブレットに通知ウインドウが開いていた。

この居酒屋の豊富なメニューからデリバリー向けに切り出し、オンライン店舗を開いているのだろう。

これがゴーストレストラン?

注文はタブレットそれぞれにポツポツと入ってきていた。

飲食店の戦いを目の当たりにした。

【17本目】今、会社の名刺に載せる情報って?

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創業25年、組織革新などが重なるので、名刺を数年ぶりに刷新しようかと考えてる。

コロナ禍で名刺交換自体が減ってるのだけど、どうせ作り直すなら掲載内容を再考したい。

掲載マストな情報としては・・・

社名、役職、氏名だよな。

あとは、、、

・メールアドレス

・代表電話番号 ※ファックス番号はなし

・コーポレートサイトURL

くらいでいいかなぁ。

住所も掲載なしでどうかな?

もし何か郵送するなら住所も検索するだろうしなぁ。

掲載内容がシンプルだと、名刺のデザインも選択肢が広がりそう。

【15本目】新規事業は本当にコロナ禍で断念すべきだったのか?

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今、僕の会社(Web制作会社)では、昨年夏ごろから新規事業に取り組んでいる。

・Web制作や運用ノウハウを提案で活かせそう

・自社開発CMSサービスがマッチしそう

・地味に実績が溜まってきてる

ということで、2019年から準備していたのだが、コロナ禍により2020年春に事業開始の一旦休止を判断した。

しかし2020年夏になると、新規事業で想定していた提案先が一斉にZoomで商談が一般化してきた。

むしろこの危機は、中小企業には機会ではないか?

と考えを改め、事業開始を判断。

さらにダメ押しの新サービスも追加した。

事業開始から数ヶ月経過しているが、結果的にお問い合わせを複数いただき、手応えを感じている。

もっとマーケティングを頑張り、お手伝いの機会を増やさなければとも決意を新たにしている。

危機は機会ではないのか?

と自ら問いかけ、事業の本質はなんなのか?と真剣に見つめることは大事だと改めて思った。

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【7本目】起業から5〜6年目くらいまで参考になった本たち

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僕は1996年に一人で起業し、2000年に法人組織にした。
つまりソロから小グループとして、事業を進めたのが起業から5〜6年だろうか。
自分たちが活躍できる領分を模索し続けていた時期でもある。
その頃に読み耽り、成功と失敗した本たちを紹介してみようと思う。

◎組織といえない組織戦〜自給自戦
異業種からの転職組ばかりの少人数ゆえに、判断を現場に委ねて個別に動いてもらうしか選択肢はなかった。それを戦術というのはおこがましいが、それでも一定の顧客満足を得るには?と考えた。
その結果、軍事読み物がもっとも参考にならなかった。
当時の取り得る基本方針は「自給自戦」。
そのために各自判断できるように「行動規範」を作成し、徹底した。

新訳 ゲリラ戦争―キューバ革命軍の戦略・戦術 (中公文庫)

完訳 水滸伝〈1〉 (岩波文庫)

たった一人の30年戦争

詳説<統帥綱領> (PHP新書)


◎唯一の戦術は〜電撃戦
チャンスが広がると見たらを
速度!集中!前進!
を指揮した。

それは「電撃戦」を念頭に置いていた。
組織もリーダーが小グループを判断できるように大きな権限を渡した。
確かな成果を生んだが・・・
その数年後に「取り返しのつかない組織的失敗」を引き起こすことになる。
それは「組織といえない組織」「唯一の戦術」の限界点だった。

電撃戦 (新ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

電撃戦〈上〉グデーリアン回想録

失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)

◎ITビジネスの心意気と倫理
西海岸中心にパーソナルコンピュータ革命にまつわる本。特にMacintoshについて。
それだけが参考だった。

徹底的に敵をヘコます法―ビジネスを優位に導く“狂騒”戦略

ハッカーズ

マッキントッシュ物語―僕らを変えたコンピュータ

現在読んでも十分に「戦い方」の参考になる本たちだと思う。
廃刊も出てきてるけど、図書館にあるんじゃないかな。

【6本目】2020年に経営判断に影響を与えた本リスト

MarEditの試験導入で実感する効果の一つが、過去の日記を容易にアプリ内で検索できることだ。

すべてのブログ投稿をローカル保存してくれるからできる効果だろう。

読書について考えていたときに、検索すると忘れていた以下の投稿を見つけた。

2019年に経営判断に影響を与えた本のまとめ

2019年は、Web制作会社の20年余りの役割終焉と次への進化を考えていた時期だった。個人的にその影響が色濃く出ている。

そして2019年にインストールした知見や練られた所感は20202年にも強い影響を与えていた。

なんていうことがサクッと見つかるのは素晴らしい。
どうしてもブラウザベースの投稿だと、刹那的になってしまいがちだし。

さて、タイトルに戻り、「2020年に経営判断に影響を与えた本」はなんだったろう?と考える。

年度末(3月)までの忙しさを抜けると、すぐに緊急事態宣言となり、テレワーク体制へ移行。
その場判断が求められ続けた1年だったから年末まで、きちんと本を読む心持ちにならなかった。
今に没入しすぎていたんだろう。

結局、2冊しか思い出せなかったが、深く社会や存在を考える本に出会えたと思っている。

1冊目は「柄谷行人発言集 対話編」だ。20代後半からずっと読み続けている大思想家のこれまで未収録の対話を集めた労作。

予約購入して届いた喜びをブログ投稿していました。いまだに読み終わっていませんが、拾い読みしている中でも、すでに多くの示唆や気づきをもらっている。これからも一生読み続けるんじゃないかな。
コロナ禍で変化が加速し、新たな様相もみえる世界、社会を見渡す思考のガイドになってくれる気がする。
他者、世界、経済、歴史など対談だからこそ理解しやすい。

【105日目】岩波文庫を一挙に六冊も購入!!

ひょんなことから年末に岩波文庫を一気買いする機会があり、その中で年末に一気読みしたのが、「西田哲学を開く〜<永遠の今>をめぐって」。

【3本目】「西田哲学を開く――〈永遠の今〉をめぐって」小林 敏明著  

感想と経緯は上記に書いたが、コロナ禍で「今」においまくられている中で、「決断」の意味を考えさせられていた。思いつきではないのか?という不安があった。

思考を「純粋経験」まで遡り、「純粋経験」の存在論を展開しているこの本を読んで、不安よりも「今」に過去、未来を凝縮されていることに気付かされた。

決断は凝縮された時間である「純粋経験」を解釈することで、全人的に試されている跳躍なのだと。

結局、2020年は、コロナ禍へ叩き込まれた自分が、家族、社員ともどもと生き延びていくために頼りにした本達ということになるだろうか。  

過去と未来を考えた2019年とか大きく異なる本達になった。 このまとめは毎年やっていくことにしよう。  

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