【25本目】古本を買って夢を見るなら

廃刊になっている本を読みたい時、どうするだろうか?

私の場合は、まず居住地の京都市立図書館を検索する。

以前住んでていた某市立図書館をくらべものにならないくらい本があるのがうれしい。

が、見つからないことも多い。

 

次にどうしていたかというと、Amazonのマーケットプレイスを検索していた。
何店舗も出ていて、新刊より高い場合もすごく安価な場合もある。

使い慣れたAmazonならスマホからカード決済でさくさく注文できる。

と、最近まで思っていた。

 

しかし知り合いに教えてもらった「日本の古本屋」を使ってみて、世界が変わった!!

日本中のプロの古書店が登録しており、Amazonのマーケットプレイスで見つからない本もサクサク見つかる。そして、ほとんど場合、Amazonより安価。(私の関心範囲については)

 

何度か注文したけど、丁寧な発送で、予想より綺麗なことも多い。

決済はカードでOKだし、ユーザー登録すれば住所の再入力もないので、Amazonと変わらない。

いささかサイトデザインが古びているのが、印象としてかなり損をしている気がする。

 

何度か頼んでみて、気づいた楽しみは注文した古書店をGoogleマップで検索し、ストリートビューでお店をみること。まるで旅行先で、ふらりと立ち寄った古書店で、本を購入したような感覚を楽しめる。

 

注文した本が届くまで、ストリートビューでみた店内で梱包して、発送手続きをしてくれているのか。と想像すると、届くのがますます楽しみになる。

 

通販サイト「日本の古本屋」おすすめです。

解放の力の在り処

書店をぶらついていたら、たまたま手に取った。宗教者の人と頑張った話かなあ。
くらいに思って立ち読みするとクラクラと惹きつけられた。
見栄から初めて夜回りするくだりなんで、ほとんどの人が共感してしまうのではないか。

「クロネコヤマト 人の育て方」に勇気をもらう。

お客様の期待に応えるために、組織を変え、教育を行っていく。
そんな「当たり前」だけど、格好良くない全国数万人のクロネコ達の取り組みを知り、勇気をもらった。

僕の会社のような小さな会社(15名弱)で、「お客様のために」と多少の利益を犠牲にしても、
結果を出し続け、成長をするんだ。という決意を後押しして、可能だということを実証してくれたので。

「唯物論」

随分、昔に読んだ本を何となく手に取る。組織をバージョンアップするためのテクスト作りに悩んでるのだが、改めて昔に「行動規範」を策定する時に読んだ本に立ち戻っている。

新人達が入社時点では、すでに多くの取引先様との関係があり、既存の関係性の中へ入っていくことが普通になってきている。

結果的に、お客様との関係を「当たり前の日常」と捉えてしまい、閉じた関係性で捉えてしまう。目に見えるのは、共感や提案の力の低下だ。お客様も我々を「日常」と捉えてしまい、相互の関係に「緊張感」がなくなってしまう。

改めて、自分たちの「外」に「客観的に存在」する世界へ絶え間なく接近していく姿勢を基礎に据付直さなければならないと思う。

「はじまりのレーニン」は、冒頭の「ドリン、ドリン」の章が何より面白く、僕の危機感を刺激してくれる。今また刺激してくれた。

この本によると、僕の危機感は「唯物論」なんだそうだ。思想的な正しさはよく分からんが、自分には、改めてしっくりきた。

この感触を捨てずに、今から先の組織向けのテクストを作ってみたい。自分たちの言葉で。

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ジャック・ケルアック経由ヘンリー・ミラーに出会う。

昨日、ヴィレッジヴァンガードで立ち読みしてたら、ヘンリー・ミラーの「北回帰線」の紹介文に惹かれて購入した。
僕にとってヴィレッジヴァンガードはそういう衝動買いの「書店」(雑貨屋ではない)だしね。

家に帰って、布団に転がって読みだすと、グイグイと引き込まれる。
そうあの感覚。

ケルアックの「路上」だ。いや、今は「オン・ザ・ロード」だ。

さらに鋭く、厳しい文体だけど。キレは、ビ・バップだ。

そして、不意に挿入される内省は、「ザ・ダルマ・バムズ」だ。
まだ読みだしたところだけど。

那覇行きのお供の本にしよう。

「昭和維新試論」の感想

以下は読書メモ。
– 日露戦争において地方の力が発見された。
– 明治後半から、維新後に育った新官僚達が、地方の整備を始めた。
– 地方の有力者や国士達と新官僚達が繋がっていつた。
– 明治の元勲達は、維新後に近代化されていく中で、国内がバラバラになっていっており、精神的な統一が必要だと危機感を感じていた。
– 新官僚達が中央で力を持つ中で、以上がないまぜとなり、第二の維新、維新の総仕上げが求められるようになっていった。

そして、、、、これからというところで終わった。
橋川文三氏が亡くなった。

各種レビューにもとっ散らかった展開で、1冊で出すときには推敲したのだろうなと思う。とはいえ、ジャズのライブアルバムで、パーカーの自家録音盤みたいなもんだと思えば、十分に示唆的な事が多く刺激は十分。

「ももクロ流 5人へ伝えたこと 5人から教わったこと」読んで。

知りたかったのは、ももクロのことではなく、Kマネの「特異性」の背景だった。Zになるまでは、その一端が感じられるが、それ以降は成功の裏話という感じだった。

おそらくその時、その時で博打だったのではないかと思う。
その辺りの緊迫感の只中のKマネを知りたかったな。
日経系のビジネス書として期待していたので。

とはいえ、立ち上がり時点でのKマネの行動力は、やろうと思えばなんでもやればいいんだよ。という勇気をくれる。

ただ、全般にうーん。ちょっと上品すぎたかな。

「ナタリーってこうなってたのか」が楽しみ。

星の数ほどあるメディアの中で、なぜナタリーだけがここまでの「共感」を勝ち得たのか?
その秘密を、創業者にして音楽ナタリーの編集長でもある大山卓也氏が初めてちゃんと振り返る、待望の初単著。

Webメディアって、広く認知されて、さらに愛されるのって本当に難しいように思う。
簡単にSNS活用して、どうとでも「批評」できるし。
でも、ナタリーは認知されて、愛されて、憧れられている気がする。
読むのが楽しみ。

願わくば、、、Kindleで出て欲しいなあ。売り切れもないし。

Zen Is Right Here.

ケルアックのダルマバムからここにやって来た。

ザ・ダルマ・バムズ (講談社文芸文庫)
ジャック・ケルアック
講談社
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その後、「禅マインド ビギナーズ・マインド」を読み、鈴木 老師に関心を持った。ここが西海岸のカルチャーの禅文化の源流かなぁ。と思った。

禅マインド ビギナーズ・マインド (サンガ新書)
鈴木俊隆
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「Zen Is Right Here」は鈴木老師の逸話集で、英語で出された本を翻訳しているせいか、逆にとても分かりやすく、響く。
明るいニヒリズムとでも言おうか。。。
何回も読もう。

「佐藤優の沖縄評論」を旅から戻って再読。

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沖縄の旅から戻り、この本を再読。
本島をぐるりと回り、主な基地を眺めてきて思うのは、すごく要塞になっていて、世界戦略の一部なんだろうなあいうこと。
また、沖縄市の博物館での展示やテレビからの地元ニュースなどから思ったこと。

行く前は独立に触れている部分が、まったくピンとこなかったのだが、今は、ほんの少し違うかなあ。
もう一度読んでみて、考えてみようと思う。

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