「みうらじゅんFES」を観て

7月末に美術館「えき」KYOTOで「みうらじゅんFES」を観て楽しい気分になった。
楽しい気分の理由は、みうらじゅんが本物とキッチュの間を楽しんでいる人生への共感というのが私感だった。「君にもそういうことあるだろ?」と人生の先輩に飲み屋で語りかけてられている気分にもなれた。
「村上隆 もののけKYOTO」を観て

8月末に京セラ美術館東山キューブで「村上隆 もののけKYOTO」を観ることができた。前売り券は買っていたのだが、整理券が配布されており、12時前についたが13時から入館できるとのと。
昼ご飯でも済ませるかと、前から行きたかった第一旭熊野店へ徒歩で向かった。
第一旭熊野店「Aセット」:独りで酒と飯と本。時々、猫。
食事後に東山キューブに向かうとちょうど13時組の入館が始まっていた。
「村上隆 もののけKYOTO」は写真撮影自由で作品との距離も近く、身近に楽しめる工夫がされていた。やはり手描きのタッチを間近で見れるのは展覧会の醍醐味。
京都や日本美術を意識?した作品は概ね仏教美術を参照なのかな?

入館時に上半身でっかちの阿吽像が迎えてくれるし。

全て見終わると、池の畔にある巨大な金のお花の親子onルイヴィトン。
両展覧会を見て感じた共通のこと
みうらじゅんも村上隆も背景に思想があるのかもしれないが、展覧会だけ観て共通点を感じた。
それは「キッチュ」さだ。
みうらじゅんも村上隆も手描きの作品を観ると、表現力もそれを支える技術力もあることは一目瞭然。
それでも表現された作品群には「キッチュ」を感じるのだ。
(ファンの人達には異なる洞察あるもかもだけど・・・)
二人とも「キッチュ」には自覚的だと思うが、姿勢の違いがある気がする。
姿勢の違いはなんなのだろう。
金の匂いの強さか。(それは悪いことではない)
夏の間に二つも素晴らしい展覧会に行けて良かった。