ブログを書くとき、以前は下書きから仕上げまで全部「ひとり」でやっていた。
でも最近は違う。まず自分であらすじを書き、ChatGPTに「文字数はこれくらい」「トーンはこんな感じ」と伝える。すると文章の流れや展開を考えてくれる。もちろん出てきた原稿はそのまま使うわけじゃなく、かなり手を入れる。それでも自分では思いつかなかった構成案や言葉の運びを提示してくれるので、とても助かっている。結果としてブログ投稿のハードルがぐっと下がった。
ネットを眺めていて思うのは、役に立つかもしれない体験談や細かな工夫が、検索しても見つからなくなってきたことだ。SNSには断片的な感想や写真があふれているけれど、それは投稿者の気分に寄り添ったもの。読み物としてまとまった記事に出会える機会は減っている気がする。だからこそブログという形式にこそ、生成AIをうまく組み合わせる余地があるんじゃないかと思う。自分の体験や考えを、AIに助けてもらいながら整えて公開するスタイルでもいいんじゃないかな。
ここでタイトルに戻る。ポメラDM250の出番だ。テキスト入力に徹した専用機で、気が散らずにひたすら文字を打ち込める。出先のカフェでも、自宅の片隅でも、ノートのように開いてポンポンと文章を刻んでいける。完成原稿までは難しくても、ブログの核となる骨組みを作り上げるには十分だ。
そしてポメラにはオンラインに渡すための仕組みがある。打ち込んだ文章をGmailで送信したり、iPhoneにQRコードで共有したりできる。そのままChatGPTに放り込めば、文章を膨らませたり整えたりしてくれる。つまり「ポメラで書く」→「AIに託す」という流れが自然に成立するわけだ。
これはけっこう理想的な役割分担かもしれない。ポメラはひたすら文字を生み出すことに集中する。AIは受け取った素材をもとに、構成を整えたり、読みやすく磨き上げたりする。どちらも単独では物足りないけれど、組み合わせると執筆のリズムが良くなる。
ブログを続けるうえで一番大変なのは、「書き始めるまでの重さ」と「最後まで仕上げる手間」だと思う。その両方を分担できる環境があるだけで、投稿を習慣にしやすくなる。ポメラと生成AIの二人三脚は、そんな二つの壁を低くしてくれる相棒なのかもしれない。
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