
この前、面接準備をしていて、応募者の志望動機をふとChatGPTに見せてみた。
(もちろん個人情報は含まずに)
そしたらすぐに「これはAIが書きそうですね。なぜなら・・・」と返ってきた。
私もAIに書かせたっぽいなと直感したからChatGPTに投げてみたんだが、論理的にAIに書かせた確率が高い理由を回答してきた。
AIで文章を書くことは悪いことだとは思ってない。
むしろ「どんどん使えばいいじゃないか」と思っている派だ。
昔あった「履歴書を手書きじゃないなんて誠意がない」という感覚と、
「AIを使ったら本気じゃない」という批判は、どこか似ている気がする。
大事なのは、AIを使ったかどうかではなく、
使ったうえでどれだけ自分らしさや想いを込められるかだ。
AIが書いた文章を、そのまま出すのか、
自分の経験や考えを足して、ちょっと手を入れて仕上げるのか。
その差って、読む側にはちゃんと伝わるものだ。
Web制作の仕事でも同じ。
AIを使えば、コードもデザインもあっという間に形になる。
でも、それが動いているからといって、本当に理解しているとは限らない。
AIに書いてもらったので微調整ができないなんてことが、これから増えそうな予感もする。
AIは、いわば強力な補助エンジン。
最初の一歩は助けてくれるけれど、それだけじゃ成長できない。
採用する側としては、「AIを使ったかどうか」よりも、
「どう使っているか」や「仕上げでどんな価値を加えているか」を見たいと思う。
AIが当たり前の道具になった今、
“人間らしさ”や“自分らしさ”は、もう初稿にはなくて、
最終稿の中にこそ宿る時代なのかもしれない。
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