【10本目】節分には焙烙を描いて、巻寿司とイワシを食べる

2017年に京都に引っ越して依頼、季節の祭りごとを楽しみするようになった。

そろそろ「あそこに行かなあかんなぁ」とか「あれを食べあかんなぁ」とか。

近所の方々も同じよう。

季節の風景と寺社仏閣にまつわる行事と食べ物がセットになっていて、毎年、記憶にきざまれていく感覚が、なんとも言えない生きている感じがある。

そして2月は節分だ。

我が家の前のお地蔵さんの祠の掲示板には「節分祭〜梛ノ宮神社」のポスターが貼られる。

今年の節分は2月2日。去年のお札類を持って、お昼頃に出かけた。

コロナ禍で宣言中だから屋台はないけど、逆に参拝しようという気分は高まったように思う。

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梛ノ宮神社で古いお札類をお焚き上げしてもらって、コロナ禍終結を参拝。

スッキリした気分で、今度は少し南下して、壬生寺へ。

壬生寺では炮烙に願いを書いてお寺にお渡しするのだ。

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例年は境内に密集してる焙烙を売る屋台も少ないように感じた。

焙烙は1枚五百円。

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4文字で願いを書きつけるのだが、今年は「除災招福」とした。

私と嫁さんと猫たちも書いてやった。

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焙烙を奉納した後は、手を合わせて、帰宅。

近所のお店で予約していた巻寿司と鰯で遅い昼ごはん。

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巻寿司はシンプルで素材の味がしっかりと楽しめたし、イワシは「でか!」と驚く大きさで、絶妙な塩加減が最高やった。

イワシの良い匂いにうっとりしている愛猫とら。

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晩酌の時に嫁さんからかわいい豆をもらい、ぽりぽりと食べながら日本酒を楽しんで節分は終わった。

また来年もこんな風に楽しめるといいな。

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