父が亡くなり、母が独り暮らす田舎の家に大晦日は息子の私だけ一泊する。嫁さんは猫達の世話があるので元旦早朝に来てくれる。
さて、父亡き後、母の住む家には基本は酒はない。大晦日に酒は欲しい。
というわけで、スキットルにウイスキーを詰めていくこうと前日に思い立った。
スキットルは数年前に買ってあった6ozのヤツがあった。ウイスキーは冷蔵庫奥に飲みかけのままだったHiNIKKAの残りを全て注いだ。
最近派ウイスキーは居酒屋やコンビニの缶でハイボールを呑むくらいだったから久しぶりだ。
特急に乗る直前にコンビニで買ったチョコを肴にする。特急がガタンと走り出し、しばらくしてからウイスキーを付属のお猪口に注ぐ。
チョコに齧り、ウイスキーを冷やで呑んでみる。
旨い!
12月末の奮闘に疲れた身体の芯に響く旨さ。
とはいえ、ウイスキーはしばらくすると身体をポカポカにし、酔いが心地よく回ってくる。
スキットルはステンレス製だが、特に金属臭もなく、美味しかった。
これは癖をなりそうだ。
また、旅のお供にしたい。
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