【91本目】「暇と退屈の倫理学」読んだらユクスキュルに久しぶりに出会った。

Kindleで半額だったので購入した一冊。
著者の國分功一郎氏が何かの講演会の進行をやっていて、なんとなく知ってたので。
軽い感じに見えて、考え込まされるようになっていていた。

以下、感想メモ。

  • ハイデガーの退屈論(3形式)の解説面白かった。
    • ただ、決断すると奴隷になる、他の情報を受け入れなくなるというのはピンとこなかった。
  • ユクスキュルの環世界論を人間、動物の比較で解説も面白かった。
  • 特に人間への適用と成長を絡めた説明は、教育の観点からもとても惹かれた。
  • 決断してきた自分の人生と比較して考えることも多かった。
  • 後書きで複数大学での講義が元と知ったが、学生とのやりとりになぜか胸を打たれた。

考えさせてくれる意味で面白い一冊だったな。

2005年にユクスキュル「生物から見た世界」の感想を投稿していた。


岩波文庫でKindle版になっていた!

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