【毎日投稿113日目&2021年1日目】2020年のコロナ禍による私たちの挫折と2021年の可能性。

コロナ禍に翻弄された2020年。だが、翻弄の要因はもっと前から用意されていた。用意された挫折とそれでも立ち上がった可能性について。自分なりにまとめてみた。

2020年の前半

私たちの会社は自社プロダクトについて、2019年に2カ年程度のプロモーション計画を初めて検討。それ基づき過去最高の投資を決意。そして、2020年に臨んだ。

しかし、2〜3月にコロナ禍の拡大ともに暗雲が立ち込め、4月8日の緊急事態宣言発令により秋以降の計画の実施は、希望的観測という受け身な様子見状態になってしまった。

また全社的なテレワーク移行に伴う業務混乱と習熟過程の発生により対外的に打って出る体制を打つことも躊躇われた。

当初、夏頃には収束すると言われたコロナ禍は収まる気配はなく、半年前には動き出す各種ビジネスショーは中止か閑散化。夏前にはすで選択肢ではなくなっていた。私たちも7月ごろにテレワーク恒久化と2019年計画は廃棄。

ここに至ってようやく、希望的観測という受け身を捨て、コロナ禍を前提=Withコロナを前提とした事業戦略再建を決意した。

2020年後半

2019年計画はアウトバウンドなプロモーションに初挑戦する主方針だったが、サイドプランにインバウンドなマーケティングへの挑戦も置かれていた。
結果的にこちらを「探索」的に先行開始の準備を始めた。

全く新規の出会いを幅広く求めるのではなく、現在の私たちに親和性があり、可能性の追求を放棄していたコトに集中することに決めた。

結果的に「研究室・学会向けHP作成提案」を「探索」テーマとして、準備を短期間で進めた。また提案の競争力をつけるために「TransUP」を考案。
開発メンバーを引き抜き、短期間で開発を着手させた。

幸い既存のお取引先様からのお声がけも重なり、9月以降に実験展開を開始。
既に問い合わせをいただき、商談を開始できている。

時差を持って11月より自社LP立ち上げとGoogle広告の実験運用開始。12月に今までおつき合いがない大学から問い合わせをいただき商談を実施できた。商談は全てZoomが日常化している時期だったことも幸運だった。

2019年の宣伝計画は挫折したが、夏以降の手探りを参照にしつつ、Withコロナ前提でのプロモーション検討チームを立ち上げ。期待できるメンバーを選抜し、2021年に立案→実行までを行う計画。コロナ禍の進捗、社会の変化を踏まえて、新しいプロモーションを新規挑戦したい。

既存取引先にはInformakerへの移行と利用促進を「深化」させ、「探索」活動を支えて生きたいと考えている。

なぜ挫折したのか?

2019年の計画で2020年〜2021年を私たちは制御できると考えた。
しかし、改めて思う。

現在は常に必然と偶然を内包し、瞬間が死生を繰り返して時間の流れを作っていく。コロナ禍の到来は、まさに偶然によって不意に頬を殴られた感じだ。

偶然を制御できると考えた傲慢が挫折を生んだのだと今は思う。
では、どうすれば良いのか?

必然の積み重ねを丁寧に行いつつ、偶然を排除しない姿勢であり続けること。
最適化しすぎないこと。緩みと一部開放を保ち続けること。

だから、2021年の個人的目標は「現在を深化させ、未来を探索する」とした。

年末に商談ついでに購入した「西田哲学を開く〜永遠の今をめぐって」に大いに刺激を受け、この総括noteをまとめることができた。ここにも必然と偶然が並び・混在している。



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