Evernoteは2004年にスタートし、日本でも熱狂的なファンに迎え入れられた。日本に正式に上陸したのは2010年ごろで、僕は2008年から使っていたから盛り上がり始めた頃から「なんでも放り込んでおける知識の箱」として活用した。Webクリップやスクショ、街角で気になった画像、小説のワンフレーズ、打ち合わせメモやアイデアなどなど。なんでもだ。2008年の最初の段階から応援の意味も込めて、有料会員だった。
しかしあるところからなんでも放り込んでいくのは間違いだと気がついた。決して見ることもないWebクリップやPDFが大半になり、巨大なゴミ箱化した。さらに悪いことにアプリが不安定になり、検索が遅かったり、うまくおごかなかったりした。
結局、2010年代前半に情報収集と書きつける方法の見直しを行い、Evernoteを解約し、アーカイブをクリアして、放置していた。
そんな時、かつて?Evernoteを熱心にすすめていた堀さんのブログに「帰ってきたEvernote〜」という投稿を見つけ、引き込まれた。
帰ってきたEvernote。すべてが使いやすく、一貫したサービスに
Evernoteの負の遺産が一掃され、新しい時代が始まる
lifehacking.jp
今回の大刷新でようやく負の遺産を一掃して、使いやすい新しいウェブクライアント、Win/Macクライアント、iOSクライアントの提供というスタート地点に立ったEvernote
という一文に心揺れたのだ。
なんと言っても長年のファンもユーザーも世界中に抱えるサービスが「負の遺産を一掃」というのは、大変な経営判断だし、進めるのは非常な困難だろう。今は乾坤一擲のリリースという気分だろうな。
新しい Evernote | よりスマートに、より速く、使いやすく。
最も愛されているノートアプリがさらに改善されました。中身の濃いノートの作成や迅速なノート検索、アイデアの携帯に役立つよう、
evernote.com
公式サイトにも自信満々に発表されている。
EvernoteのiPhoneアプリがついに刷新! 使用感や改善点を解説します
Evernoteが、iOSアプリの刷新を発表しました。Evernoteといえば、あらゆる形式のノートを1カ所にまとめられる
www.lifehacker.jp
追ってiOSアプリも出たらしい。
編集画面では長年期待されているMarkdownはそのものは使えないだけど、リストやチェックボックスなど簡易な形は使えるようようだ。チェックブックスにチェックすると、連なるテキストに取り消し線も入る。
今までなぜなかった・・・ということはかなり解決できているようだ。
これからのバージョアップに期待だろう。
新しい子象に生まれ変わったEvernote。
しばらく様子を見てよかったら、また有料会員になろうかな。
コメントを残す