50代まで特に死を近く感じることはなかった。もちろん健康診断の数値で一喜一憂したり、病気したら不安になったりはするけど、死が近いとは感じてこなかった。
50代を超えると、同年代や一緒に仕事をした少し上の先輩世代が、病院に担ぎ込まれたり、亡くなったり。
そんな話が急に増える。
本当に急に増える。
◎◎さんの話だけど、それが「私」であってでも、同年代の友人たちは「あいつが逝ったか」と呟き、今の私のように死を近く感じるのだろう。
死が近いと感じるのは、自分の死を受け入れていく過程なのか。
死後の準備開始の合図ということなのか。
今まで近くに感じなかったことが幸せなのだろう。
ある哲学者の著作に「現代人は死から隠されており、医療の進化により、いつまで生きるかの終わりでしかなくなっている」と見かけた。
しかし、やはり死は寿命に関係なく近くにあると強く感じる。
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