大学周辺の関係の仕事をしていて、18歳人口の減少についてたびたび見聞きしてきた。
ただ、地方であってもそれなりのレベルの大学には学生は集まるだろうし、大学周辺にはあまり影響がないのだろうと考えていた。
しかし「未来の地図帳」を読んでみて、この考えが全く間違えていることを認識できた。
町の人口が減っていくと、そもそもインフラもサービスも喪失していくのだ。もちろん大学生を支える大人たちもビジネスも消えていく。だから大学だけあっても存続できないということがわかった。
しかも多くの地方にとってはすでに「縮小」は始まっており、5年後、10年後という短いスパンで顕在化するだろうということだ。
この本の中で唯一成長し続ける「東京地区」はこの国の外国と考える提言についても胸落ちした。地方にいる我々からすると東京地区は稼ぎに行く場所なのだ。積極的に。
今年50歳になった。僕の50代の10年間は日本が縮小と撤退の混乱に向かい合う期間ということだろう。
その大前提で事業計画を立てなければいけないことを肝に命じた。
必読の本だと思う。
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