「資本主義と闘った男 宇沢弘文と経済学の世界」の紹介記事2本。

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「資本主義と闘った男 宇沢弘文と経済学の世界」は気になっているのだけど、何となく手に取っていなかった。
最近、意図的に経営系の本を読んでいて、食傷気味になっていたので、東洋経済オンラインの紹介記事を読んでみた。

資本主義と闘った経済学者「宇沢弘文」の生き様 | ブックス・レビュー──執筆のきっかけは?竹中平蔵の評伝『市場と権力』の取材の一環でお目にかかりました。竹中に関する質問は早々に切り上げ、経済toyokeizai.net

この紹介記事中の気になった社会的共通資本の説明があった。

「ポイントは、市場経済が自然環境や人為的な制度という「非市場」の土台の上で初めて成り立つということを、理論的に示したことです。」

知り合い方から柄谷行人氏が書評を書いていることを教えてもらった事を思い出し、読んでみた。

(書評)『資本主義と闘った男 宇沢弘文と経済学の世界』 佐々木実〈著〉:朝日新聞デジタル ■転身の謎、自然と人間の交換が鍵 私が宇沢弘文について聞いたのは、七〇年代のアメリカにおいてである。彼はシカゴ大学の正教www.asahi.com

「私が宇沢の中に見出(みいだ)す“マルクス”とは、生産や生産関係だけでなく、人間と自然の交換(代謝)を根底におく思考である。宇沢の「社会的共通資本」という概念は、それを理論化したものだといってよい。」

やはりマルクスの思想が底流にあるのか。
勉強不足でモヤモヤしてたことが端的に書かれていた。
というわけで、丸善に買いに行くかなぁ。

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