
https://www.businessinsider.jp/post-176839
トヨタとソフトバンクの提携と書かれることが多いけど、ソフトバンクとトヨタなのかな。トヨタがソフトバンクに声をかけたので。
色々な記事を目を通したけど、ITジャーナリストの西田さんの記事がもっとも胸落ちした。僕がIT系企業経営をしているからかもしれないが。
(配車アプリは)単なるアプリだと思われている。まったく的外れな表現で、過小評価。モビリティのプラットフォームであり、AIを使ったサービスのプラットフォームである。
この部分にトヨタの危機感とソフトバンクの打ち手、今起ころうとしている変化を見ることができた気がする。
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ここ最近、UBERが名古屋市のタクシー会社と提携し、配車プラットフォームとなったり、
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同様に中国大手DiDiが大阪市内のタクシー会社と提携して、配車プラットフォームになったりしている。
タクシードライバーを自ら関係して「組織化」するのではなく、既存のタクシー会社との提携し、プラットフォームに徹していることに不思議な感じを持っていた。現実的な判断なのかなとか思っていたが、そういうわけではなさそうだ。
「4社で全世界のライドシェアの乗車回数の90%を占めている」と孫会長が語るほど、影響力は大きい。そして何より重要なのは、巨大なシェアを背景に「配車」「運転」に関する情報が集まり続けている、ということだ。
西田氏の記事にもあるように配車プラットフォームには、データが集まり続ける仕組みなのだ。両社ともにソフトバンクは筆頭株主。おそらくデータを集めることへシフトしたのではないか?
その見立ての先には、自家用車を入手する「普通の人」はいなくなり、シェアカーのみの世界が主流となる。その未来では、配車プラットフォームを持つものが自動車関連産業を押さえることになる。すると、自動車生産は川下に追いやられることになりかねない。
この未来予想図が当たっているかはわからないが、トヨタはその可能性を相当の確率で予測し、ソフトバンクとの提携に踏み切ったのではないかと考える。
おそらく・・・多くの予想図の一つなのだろうけど、それでもかなりの確度と考えているに違いない。
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