石庭について

石庭へ解釈や観察をどれほど向けても、すり抜けてしてしまう。

何も正体を明かさないが、石庭は確かにそこに「ある」ことだけが告げられる。

だが、本当に確かな石庭はあるのか?

砂の波紋は毎日描かれているなら、同じことはないだろう。

石や苔類、壁は日々、わずかづつでも姿を変えているだろう。季節によっても。

ここで石庭は「ある」から「ない」になった。

冬の寒さの中、石庭を眺めると、ここまで一気に辿り着いたが、やはり、ここには「石庭」はある。

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