どのようにこの動画に辿り着いたか今となっては全く覚えていない。アップされているのが2011年5月だから、撮影に行かれた後、すぐにアップロードされたのだろう。
ただ、初めて見たときは覚えている。
オープニングの残された松林を透ける夕陽からエンディングのカモメまで、3分26秒間。代々木ベースの夜、一人だったが泣けてきてどうしようもなかった。
今年の夏。瓦礫だけがなくなり、草しか生えていない南三陸の現場を見に行き、ただただ茫然とするしかなかった。なにも言葉が浮かばなかった。
なにも。特に防災庁舎の骨組みを見たときは。なにも。
その視察の後、西村ジュンクさんの写真を実際に見たいと思っていたら、名古屋の後、大阪へ写真展がやってきた。これは行くしかない。
モノクロの写真群は、悲しみと別れに溢れていたけど、、、
翼があったなら。。。
そうとしか言えない「鎮魂」の言葉。
自分自身が見つけることができなかった行方のない悲しみと不安に居場所を与えることができた気がする。この写真展で。
IF I HAD WINGS…
10/13まで写真展をやっています。
関西の方は本当に行かれることをおすすめします。

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