最後の最後の章から適当に抜き書き。なんとも言えない感慨をもった本。
なんというか「〈民主〉と〈愛国〉」を読んだ時は、なんかとても興奮とスッキリ感が入り交じった感じだったのだけど、「夜戦と永遠
」は地鳴りのような足踏みが耳の奥で響きながら読みふけった感じだった。なんか旅に出てた感じ。
最後の章は電車内で入ってしまって、もったいないので、会社に行く途中のドトールに入って、読み終えることになった。そんなに「読みたい!」と思ったのは久しぶり。
というわけで、ちょっと抜書きしたメモを書いておこう。こういうのはネタばれとは言わないと思うけど、読んでる最中や未読の人は見ないでください。
<博徒どもの永遠の夜戦>
内部において内部を創り出す者こそが、生きるものこそが〈外〉なのだ。
主体は、創造行為の賭博において、〈外〉の襲来の壁となり、かぎ裂きとなる。
〈外〉の風に曝された、博徒どもの永遠の戦い。
ブランショは、この〈外〉の風が吹きつける案出の時を、「夜」と呼んでいた。
その「夜」の、〈外〉の嵐、永遠の夜戦。
何も終わらない。何も。
ここから始める。「夜戦と永遠」より抜き書き。
おそらく、もう一度、何度でも読んでみることになるのだろう。

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