右肩の後ろにできた小さな出来物がみるみる大きくなってこぶし半分くらいまで育ってきた。
最初はそうでもなかったのだけど、だんだんと熱をもってきて、押されると痛みを感じるくらいになってきた。仕事の切れ目はないのだけど、なんとか今日の朝に皮膚科に出かけてみた。
先生は見るなり、「すぐ切ろう。中の膿をすぐにだそう」と診断した。
「はい、そこに横になって!」
「切ったら膿がどーっと出るから、ベッドにゴムシート引いて!」
と看護師さんに指示。
あれよあれよという間に、ちくりと痛い麻酔を打たれて、ヒヤリとした感触が。
それがメスで切られている感触だった。麻酔をしていても痛いものは痛い。
切り込みを入れた皮膚から膿を絞り出すために、先生が力をかけて出来物を上から押してくる。
「先生。痛いですわ・・・」
と言うのだけど、「膿出さんとあかんやろ。それにこんなに溜めたらあかんで」と叱られたので、それ以降はウンウンと我慢だった。
で、切り口にガーゼを詰め込んで終了。
毎日、ガーゼの交換と消毒に行かなければいけなくなった。
「先生。なにが理由ですかね」
と僕。
「免疫がぐっと下がって、雑菌にやられたんやろね。仕事のしすぎや」
とのこと。思い当たる節はありくまくりだ。
この3年間。休みなしに朝から晩まで日本中を駆け回ってきた。
リアルとネットの両方でも、発言し、文章を書き、説明、説得、立案。
なんでもやった。
その疲れの表現が、この出来物なんだろう。
出来物の跡地である切られた右肩後ろは、まだヒリヒリするけど、少し軽くなり、微熱も収まった。
体が伝える実存的なメッセージに耳をすませ、しばらく大人しくしておこう。
どうせお酒も3週間は呑めないしね。(苦笑)

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