こころの眼

ブレッソンの短い文章をまとめた美しい本「こころの眼」を読んでいる。
本を開くといきなりこんな言葉が載っている。

科学技術が鳴らす警笛の破壊的な音につつまれ、グローバリゼーションという新たな奴隷制度と貪欲な権力争いに侵略され、収益優先の重圧の下に崩壊する世界であっても、友情と愛情は存在する。

1998年の言葉なので晩年である。
これは信用できる人の言葉だ。

信用できるかどうかは会ってみないとわからないこともあるけど、間接的な出会いでわかることもある。

夏の終わり 2007

僕も本当の自分の言葉でブレッソンなようなことをいえる大人になれるだろうか。

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