ボブ・ディランの自伝を読む。ついこの間に死にかかったボブ・ディラン。だからこそ今読むのは意味がある。 内容的にもすごく正直な内容で、しかもディラン特有の人物観察が切れ味(客観性と詩性の合一!)がすごい。 登場する人物もミュージシャンのみならず、業界関係者、労働者、金持ち、バーでだけ会う不思議な街の人々。 その雑音にふいに混じるディランの決意。
ディランと言えば"路上" (ジャック・ケルアック)だと僕は思っていたのだが、随分キャリア当初に「卒業」していたとは。(僕はようやくといった所だ)
また60年代初頭のミュージシャン(大物も新人も)、前衛芸術家、プロデューサー、ショップ経営者、飲み屋、労働組合関係者、街の顔役などが渾然としていたことに驚く。
本当に不思議な自伝。ある意味、アメリカの体臭(大衆)が匂い立つ傑作ではないか?これが50万部売れるアメリカにも驚くが。
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