松岡正剛の千夜千冊『水滸伝』

リンク: 松岡正剛の千夜千冊『水滸伝』である。やっぱり千夜千冊にはありました。それもたっぷりと情緒的な文章が。そして、僕も同感だった。

さすがに司馬遷の先見は書いたものだ。「さて游侠の徒は、その行為には逸(はず)れるところもあるが、言ったことは必ずやりとげ、いったん承諾すれば誠実にそれを実行し、わが身を惜しまず、人の厄災に駆けつけ、生死の関頭に立って、しかも能力を誇らず、恩に着せるのを恥じる」というふうに。
 これが、「ぼく自身の好みの何かを根本から動かしている」という感覚についての理由である。ぞっこんになるのも当然だ。しかも梁山泊の好漢たちの一挙手一投足は、この司馬遷の言葉の十倍百倍を堪能させた。

こんな連中の痛快で、篤く、哀しい話が面白くない筈がないのである。

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